2014/08/03

たねの森の固定種・在来種の種

自分で種を採取しつづけることができる固定種・在来種の種を販売するたねの森さん。珍しい野菜やハーブが多く、パッケージも、カタログもかわいい。種は、農薬・化学肥料を使わずに栽培されている。

●無農薬・無化学肥料のたねの店「たねの森」
http://www.geocities.jp/tanenomori1/index.html

たねの森のカタログで見たことがあり、東京にいたときに固定種の野菜を栽培している農家さんに送ってもらって食べたことがある、グリーンゼブラというトマトと、ローザビアンカというナスを、近所のスーパーにある産直コーナーで発見した。香川でも固定種の野菜を栽培している農家さんがいるなんて、ととてもうれしくなり、カゴに入れてレジに並んだ。

レジを打ってくれた女性が、白と薄紫色のしましまの大きなナスを見て、「これは何ですか??」と興味シンシンにきいてくださり、「ローザビアンカと言うヨーロッパ原産の固定種のナスです。厚めの輪切りにしてソテーにするととろーっとしておいしくて」と説明したら、「へぇー!私農家の娘やけど初めて見たわぁ~。こんなナスあるんやねぇ、おいしそうー」と喜ばれ、こんなふうにして固定種・在来種の野菜が広がったらうれしいなぁと思った。

たねの森の種は、香川だと、栽培が簡単そうな品種のものが少しだけだったが、高松のアーバンリサーチドアーズですみっこに置かれていたのを見かけた。東京では、自然食品店のぐるっぺとGAIAで見たことがある。

*取り扱い店リストはこちら:http://www.geocities.jp/tanenomori1/link.html

一般に販売されている野菜のほとんどは、一代交配種(F1種)という種とりのできない(できても親と同じものが取れず、固定するのに何代もかかる)品種。その危険性を指摘した「タネが危ない」を読んで、固定種と在来種のたねを守るために、できることをしたいと思うようになった。

タネが危ない

この本で事実を知ってからは、なるべく固定種・在来種の野菜を購入して、農家さんをささやかながら応援し、自分で栽培する野菜も、たねの森、野口種苗さん、浜松の畑懐さん固定種・在来種の種を取り寄せて栽培するようになった。