2014/07/05

風と光 喜界島のさとうきび粗糖

オーガニックアイランドを目指す喜界島の粗糖。



喜界島は珊瑚礁が隆起してできた島で、ミネラルが豊富なアルカリ性土壌で育った砂糖は味が濃い。梅酒に使ったら、黒砂糖ほどの迫力はないがあっさりながらもこっくりした旨味に仕上がった。島の人々は「みりんいらずの砂糖」と呼んでいるそうだ。

精製した砂糖は身体を冷やすので、果実酒やお菓子作りなどで砂糖が必要なときはミネラルが残っている粗糖を使う。オリゴ糖が豊富で健康志向のお菓子にもよく入っている糖類にはてんさい糖もあるが、雄性不稔性を利用した一代交配種がほとんどだと本で読み、きび砂糖を使っている。

喜界島の粗糖のことは、母が誕生日プレゼントに送ってくれて知った。喜界島は、人口減少が続くなか、オーガニックアイランド構想を提唱し、特産品も特別栽培から有機栽培に転換しようと取り組みを進めている。2009年10月には日本で最も美しい村にも選ばれ、自然と調和した人間らしい暮らしに目覚めた若者を惹きつけることだろう。いつか訪れてみたい。

●喜界島のオーガニックアイランド構想について
http://www.kazetohikari.jp/category/1448695.html

*販売元 風と光ウェブサイト
http://www.kazetohikari.jp/