2014/07/03

三河国産有機みりん

三河みりんは国産の有機栽培のもち米を釜で蒸し、仕込んだもろみを熟成させて糖化する日本古来の伝統的な製法で作られている。

 
出来合いのタレに頼らなくなると、めんつゆや煮物など、みりんは意外とよく使う。三河みりんはまろやかでおいしすぎて、おたまに注いで鍋に持っていくはずが、ついつい口元に持って行ってしまうことも多い。

ほんものの基本調味料を揃えると、冷蔵庫にゴロゴロ並んでいたタレや素やドレッシング類が次々なくなる。自分で作ったほうがおいしくて、原料がよくわかって安全だからだ。ほんものは一般のものに比べて高いが、何種類ものタレ類を買うのに比べたら、安上がりかもしれない。

三河みりんでは伝統製法にこだわり、糖化には米焼酎を用い、熟成には2年以上かかる。戦後から広まった工業的な製法では、圧力をかけてもち米を蒸したり、高温で液化したりする工業的な処理をして、たったの40日から60日ほどでみりんができ、米焼酎ではなくホワイトリカーなどの甲類焼酎を用いている。水あめを入れて甘みを調整したりしているものもある。みりん風調味料はもっといろいろ入っている。でんぷんを原料に生成される添加物や水あめは安いコーンから作られることが多く、遺伝子組み換えコーンの可能性大だろう(*)。

おいしいものを食べる幸せと健康を、目先の安さと時短には代えられない。

●三河みりんウェブサイト
http://www.mikawamirin.com/

*みりんのアルコール分が気になる方は、沸騰させてアルコールを飛ばしてから使うと良いそう。

*遺伝子組み換えについては、こちらの書籍が詳しくて読みやすい。


いでんし くみかえ さくもつ のない せいかつ」(手島奈緒 著・竹林美幸 編/雷鳥社刊)