2014/07/17

ノーザンライト社のミツロウキャンドル

キャンドルナイトを楽しんだり、アロマオイルを焚いたりするときは、 オーストラリア・ノーザンライト社の蜜蝋キャンドルの出番だ。汚染のないピュアなミツロウと、燃焼を安定させるために加えられた微量の植物オイル(マカダミアンナッツオイル・ホホバオイル)だけでつくられている。

ティーライトキャンドル
キャンドルホルダーはブリキ製で丈夫
繰り返し使える

1kgのミツロウをつくるのにミツバチたちが飛ぶ距離は、なんと地球を8周分(32万km)。写真のティーライトキャンドル3個弱(約50g)に必要なミツロウは、5000~6000匹のミツバチが2週間も働いて集めてくれたものだという。ノーザンライト社では、ミツバチから大事なミツロウを分けてもらっているという意識から、ミツバチへの思いやりを忘れない。分けてもらうミツロウは、巣箱を良い状態に保つために取り除く余分な分だけ。採取後の巣はミツバチに返している。ミツバチの家族を守り、繁栄させることが、何よりも最優先されている(※)。

※参考
キャンドルのおはなし:http://www.wildtree.info/story.html

群馬県の養蜂家の方から、「一般的な蜂蜜の採集では、蜜をなるべくたくさんとるために、ブドウ糖液を巣箱に流し込むんですよ。かわいそうだから、うちでは蜂が分けても大丈夫な分だけもらうんです」という話を聞かせてもらったことがある。

ミツバチが働き回って一生懸命集めた蜜を、人間のほうがごっそりとって、ミツバチには偽物を舐めさせるなんてむごいと思った。以来、飼育方法がよくわからない場合は、ろうそくもソイワックスや櫨の実など、植物性のものを選ぶようになっていた。心ある生産者が作っているこのミツロウキャンドルを見つけたときは、すごくうれしかった。

ノーザンライト社のミツロウキャンドルは燃焼時間が長いのも特長の一つ。ティーライトタイプは小さいのに、6、7時間はもつ。ガラスの器に入れて、お風呂の灯りにしても、ゆっくり浸かっていられる。あの炎の揺らぎが持つ癒やしの力はなんなのだろう。

一時期、キャンドルナイトにはまっていた。夕食になると電気を消してキャンドルを灯していた。アースアワーの夜にキャンドルナイトをやってみたら、パートナーとは不思議と深い話になるし、夜はぐっすりと眠れて朝はぱっちり目が覚めて、それをきっかけに、毎晩のようにキャンドルナイトを楽しんむようになった。

今は一軒家に引っ越して、キャンドル一つでは部屋が広すぎるのと、焚き火ができるようになったので出番が減ったが、いつでも使えるようにストックしてある。ちなみに、東京に住んでいた頃は、国分寺のカフェスロー、国分寺にあるフェアトレードショップ・アースジュース(国立にある姉妹店ひかりや)さん、吉祥寺と自由が丘に直営店があるメイド・イン・アースで購入していた。

*輸入販売元ワイルドツリーのwebsite
http://www.wildtree.info/index.html



(左から3個入り、5個入り、10個入り)

(左からトワイライト[燃焼時間約6-7時間]、パスカル[燃焼時間約16時間]、ランプ[燃焼時間約36時間])