ザータルとは、国内外からオーガニック製品が集まる展示会で出会った。
クレミザンワインをうれしそうに試飲させてくれた女性が、ザータルにオリーブオイルを混ぜたものをバケットにつけておつまみに出してくれた。爽やかな香りと胡麻の香ばしさがクセになる味で、和の食材にも合いそうだと思った。
ザータルは地中海地方で穫れるタイムの一種。殺菌力や抗酸化作用、抗がん作用が知られている。
ザータルにスーマックというスパイス、炒り胡麻、岩塩を合わせたのが、セーブ・ザ・オリーブのザータル。中東料理には欠かせない伝統調味料だという。日本の胡麻塩みたいだと思った。
おつまみで出してもらったように、オリーブオイルと合わせて食べるのが定番で、オリーブオイルを浸したパンにザータルをつけるのがパレスチナでは典型的な朝食だそうだ。じゃがいもや卵料理、ピザにも合うという。
パンにつけるのも好きだが、鉄のフライパンにオリーブオイルを熱し、厚めの輪切りにした大根をステーキにして、ザータルをかけてもおいしい。オリーブオイルをかけて鉄の鍋か土鍋で無水調理した野菜にも抜群に合う。
この記事を書こうと思って、輸入販売元のウェブサイトを読んでいたら、おもしろい効能が書かれていた。ザータルは、記憶力に良いとされていて現地では試験の前に食べるらしい。たくさん暗記しないといけないときがあったら試してみたい。
●輸入販売元Save the Olivesの商品説明ページ
http://savetheolive.main.jp/product5.htm
栽培から加工に至るまで、化学物質は一切使われていない。